小林一茶 最後の言葉〜辞世の句

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小林一茶 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、小林一茶の最後の言葉として、小林一茶の辞世の句を紹介してみることにします。

小林一茶の最後

小林一茶は、江戸時代に活躍した日本を代表する俳人の一人です。母を幼くして亡くし、50歳になってから妻を娶り4人の子をもうけましたが、妻子を相次いで亡くすなど不遇とも言える人生だった小林一茶ですが、1828年1月5日に大火により被災して生活をしていた土蔵の中で亡くなりました。享年は62歳でした。

そんな小林一茶の辞世の句と言われているのが以下の句です。

小林一茶 辞世の句

「盥から 盥へうつる ちんぷんかん」

この歌を現代文に訳すなら、

産湯のたらいを使う誕生から死んで湯灌のたらいを使うまでの一生は、結局、あっという間でちんぷんかんだったなぁ

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この小林一茶の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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