島津忠良 最後の言葉〜辞世の句

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島津忠良 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、島津忠良の最後の言葉として、島津忠良の辞世の句を紹介してみることにします。

島津忠良の最後

島津忠良は、戦国大名 島津氏の中興の祖と呼ばれている人物で、島津四兄弟(義久・義弘・歳久・家久)の祖父でもあります。薩摩国が大藩となる礎を築いた島津忠良ですが、1568年12月31日に享年は76歳で亡くなりました。

そんな島津忠良の辞世の句と言われているのが以下の句です。

島津忠良 辞世の句

「急ぐなよ 又とどまるな 吾が心 定まる風の 吹かぬかぎりは」

この歌を現代文に訳すなら、

我が命脈が尽きるその時まで、死に急がず生に執着せずいたいものだ

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この島津忠良の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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