是是非非(ぜぜひひ)

故事成語 故事成語・ことわざ

是是非非(ぜぜひひ)

是是非非(ぜぜひひ)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

是是非非(ぜぜひひ)

という中国の有名な古書「荀子」が出典の故事成語です。

「是是非非(ぜぜひひ)」とは

「是是非非(ぜぜひひ)」とは、
「良いものは良い、悪いものは悪いと公平に判断すること」です。

では、出典となった「荀子」の一節を見てみましょう。

是を是とし非を非とする、之を智と謂い、是を非とし非を是とする、之を愚と謂う。

とあり、現代文に訳すなら、

良いものは良い、悪いものは悪いと道理によって判断することが本当の知識であり、良いことを悪い、悪いことを良いことにするのは愚か者のすることだ。

といった感じになります。

経営者の判断は、自社の今後の事業にとって「良いものは良い、悪いものは悪い」という是是非非の態度で臨むことが大切です。個人の情やしがらみに流されないようにしたいものです。

 

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