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益者三友(えきしゃさんゆう)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの行動や名言を「故事成語」として伝えてきました。
その中から、時を超えて現代においても、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「益者三友(えきしゃさんゆう)」
という中国の古書「論語」から伝わる故事成語です。
「益者三友(えきしゃさんゆう)」とは
「益者三友」とは、
交際して自分のためになる、正直な人・誠実な人・博識な人の三種類の友人のこと。
を意味します。
この「益者三友」は、論語の中で孔子の言葉として取り上げられていますが、付き合う人によって有益・不利益があるので、友人は慎重に選ぶべきと説いています。
「朱に交われば赤くなる」ということわざもある通り、人は交わる友人によって影響を受けます。そして、自分にとって好ましい影響を与える友人として、正直な人・誠実な人・博識な人という3つのタイプの人を孔子は挙げました。
私自身、経営者の立場として「交わる人」には多少気遣っているつもりですが、自分には疎い分野の知識を持っている人や真っ当なビジネスへの姿勢で臨んでいる人との交流は自分を高めてくれるものだと思います。
今回は、「益者三友」という故事成語をご紹介しました。偉人たちの人生が凝縮された故事成語や名言・格言から学んで、自分たちの人生に活かせるといいですね。