「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。
古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、石田三成の最後の言葉として石田三成の辞世の句を紹介してみることにします。
石田三成の最後
豊臣秀吉の家臣として有名な石田三成は、関ヶ原の戦いに敗れて京都の六条河原にて1600年11月6日(慶長5年10月1日)に処刑されました。享年40歳でした。
そんな石田三成の辞世の句と言われているのが以下の句です。
石田三成 辞世の句
「筑摩江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく 我が身なりけり」
現代文に訳すなら「ああ、故郷の芦の間に燃えているかがり火がやがて消えていくように、自分の命ももうすぐ潰えてしまうのだな」といったところでしょうか。
石田三成が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この石田三成の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?
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