職業柄、中小企業の経営者の方とお話しする機会が多いのですが、割と頻繁に「“ネットを使った不労所得”系のビジネスを始めたい」という相談を受けます。
中小企業の経営者の方はFacebookをやっている率が高いので、最近、Facebook広告で「ネットを使った不労所得」や「楽して稼げる情報商材」系の広告が多く見受けられるせいもあるのかもしれません。
ハッキリと言います。確かにネットで稼ぐ方法はありますが、楽して稼ぐ方法はありません。
詐欺と一緒で楽して稼ぐ方法があれば自分でこっそりやります。自分で稼ぐより、人に稼ぐノウハウを情報商材としてを売って稼ぐ方が楽で稼げるからこういった商売が生まれていきます。さらにこういった情報商材は往々にして、昔はある程度通用したが、現在は売れなくなった、あるいは売れなくなりつつある場合が多いのです。
経営者が安定収入を求める気持ちは、経営者の一人としてよくわかりますが、安定収入と不労所得や楽して稼ぐことは似ているようで全く異なるものです。同じネットを使うのなら、自社の商品のネット販売に力を入れるなど現在のビジネスの周辺にするべきで、全くのアウェイの土俵でビジネスに投資するのはおすすめできません。