考えていても集客はできない|ネット集客のイロハ(その2)

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考えていても集客はできない|ネット集客のイロハ(その2)ネット集客を成功させるには「必要な考え方」があります。今回は、その必要な考え方から「考えていても集客はできない」ということについて説明してみましょう。

ネット集客はスピードが重要です。

社内で稟議書を書いて稟議を通し、2〜3ヶ月掛けて、社内であーでもないこうでもないと論議を重ねてから集客に乗り出すといった会社では、なかなか上手くいきません。担当者にある程度権限を与え、決められた予算内であれば、速やかに集客を始めていくことができる体制が重要です。

なぜ、ネット集客にスピードが必要かというと、ライバル社が次々に新たな集客の手を打っているからです。「柳の下の二匹目のドジョウを狙う」という諺がありますが、ネット集客では「二匹目のドジョウ」は一匹目のドジョウに比べて、はるかに小さなものです。

例えば、ページをたくさん作ってSEOで集客する場合を考えてみましょう。A社とB社はライバル会社で、A社は考えるよりも実践する会社、B社はじっくりと社内で論議して時間を掛ける会社だとします。

B社が社内で数ヶ月論議をしている間に、A社はどんどんページを作っていきます。新たに作ったページは、3〜4ヶ月もするとSEOの効果が出てきますので、A社がページを作り始める頃には、B社が作ったページは次々に検索で上位表示されつつある状態です。ネットの検索順位は、一旦、上位表示されるとなかなか落ちにくい性質があります。先行組の検索順位を後発組が追い抜くのは至難の技です。

ネット集客ではサイトアクセスの多寡がカギになってきますが、サイトアクセスは、下表のように検索順位が上位であれば、下位よりも多くなります。

【参考】検索順位とサイトアクセス(1位のアクセスを100とした場合)

検索順位 検索からのアクセス数
1位 100
2位 75
3位 50
4位 40
5位 35
6位 30
7位 25
8位 20
9位 15
10位 10

さらに、B社が同じような内容でページを作っても、二番煎じの内容では、検索順位を司る検索エンジン(検索システムのこと)からの評価は低く、より検索順位と検索順位が生み出すサイトアクセスの開きは大きくなってしまいます。

つまり、B社はA社に対して後手を踏んだ時点で、相当不利な状況に追い込まれ、よほど強力なSEOノウハウでもない限り、A社を上回る結果を出すことはできないでしょう。

実際の事業では、ライバルは一社だけではありません。もたもたして数ヶ月着手が遅れると、ライバル社たちは先に進んでいき、ネット集客のチャンスはドンドン薄くなっていきます。

ネット集客では、社内でじっくり考えるよりも、まずはやってみて、マーケットが出す結果を見ながら、結果が出ない部分を修正していく考え方でないと、成功することは難しいでしょう。