評価を買ってはいけない

経営豆知識

評価を買ってはいけない正直言って、インターネット上のあらゆる評価がお金で買えます。
会社を経営していると、ポータルサイト上のレビュー・評価の星を付けてもらったり、「○○が選ぶ100社」に取り上げてもらいたいと思う気持ちは同じ経営者としてわかります。

高評価をしてもらうことで、確かに一時的な売上に寄与するかもしれません。

実際、私自身も「○○が選ぶ100社」に取り上げられている会社に仕事を依頼したことがあります。ネット上に書いてある内容はどんなケースでもどんな仕事でもこなせること想起させる素晴らしいものでした。

しかし理論だけで全く実務ができない会社でした。さらに仕事の一部は自社内ではこなせず個人事業主さんに(コッソリ)外注していました。そして結果は全く出ないまま依頼期間は終了しました。当然ですが、その会社には二度と仕事を依頼しようとは思いません。

業務の質が伴わない会社が高評価をお金で買っても全く意味がありません。お金を払ってファンを増やすどころか、アンチファンを増やしているようでは何をしているのかわかりません。

こういう評価は商品やサービスの質を優れていれば、自然に高評価が溜まっていきます。もっと言うなら、商品やサービスの質を優れている会社やお店は高評価を溜めることには無頓着なものです。

お金を払って高評価をしてもらうのではなく、自社や自分のお店の商品やサービスを磨いて他店を凌駕していくこと
当たり前ですが、このことこそが重要ではないかと思います。