今回は集客する上で陥りがちなポイントについて触れてみましょう。
あるお客様で実際にあった話ですが、ホームページを小規模改修した後、集客率(サイト訪問者100人あたりの集客数)が大幅に低下する事態が起こりました。
従来、集約を担当していたWeb広告会社で色々対策を行っても集客率は悪化していき、業を煮やしたお客様から当社にSOSが入ってきたわけなのですが、直近のアクセスデータを拝見したところ、確かに小規模改修の前後で明らかに数値が異なっており、改修の内容に集客率に悪影響を与える問題点が潜んでいることは確実でした。
そこで、改修履歴を見せてもらったところ、集客フォーム(お問い合わせフォーム)の前段の説明文が気になりました。
ご担当の方にお聞きしたら、集客率をアップするために集客フォーム(お問い合わせフォーム)の前段の説明文にお客様へのメリット等を入れて充実させたとのことで、改修前後の文章を見て、ここが集客率低下の主原因との確信を持ちました。
「あれっ?ホームページでしっかり説明すれば集客率は上がるんじゃないの?」とお思いになる方がいるかもしれませんが、実は説明すれば集客率が上がるわけではありません。それどころか、ほとんどの場合、説明すればするほど集客率は下がるのです。
集客フォーム(お問い合わせフォーム)には注文したり、お問い合わせしたりする気があってお客様が訪問します。しかし、集客フォーム(お問い合わせフォーム)のページにメリットやら説明文がダラダラと書いていると、お客様は“くどい”とか“言い訳がましい”と感じたり、場合によっては『怪しい』と感じてしまうのです。
例えば、あなたが服を買いに行って、気に入った服があったとします。その服をレジに持って行って購入しようとした時に、会計前に商品を購入するメリットやら説明やら話されたらどうでしょう?あなたは買う気が失せてしまうかもしれません。
冒頭の事例では、それと同じことが起こっていました。お客様は集客率が下がったことに危機感を感じて、さらに説明やメリットを付け足していたのです。
「しっかりと説明すれば購入率が上がる」
そんな思い込みでどんどんと事態は悪化していました。
こういった例は実は結構目にします。ホームページからの集客率が悪い場合、集客フォーム(お問い合わせフォーム)の記述について見てみることをお勧めします。
御社のホームページには不要な記述がたくさんありませんか?