諦めは心の養生
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「諦めは心の養生」
ということわざです。
「諦めは心の養生」とは
「諦めは心の養生」とは、
「失敗や不運はいつまで悔やんでいても仕方がない。諦めてしまった方が精神衛生上良いということ」を言います。
人生を過ごす中で失敗は“つきもの”です。私自身は会社を経営していますが、判断力は決して褒められたものではなく、後になって「あの時ああしておけば良かった」と思うこともしばしばです。
しかし「復水盆に帰らず」という言葉もあるように、一度してしまった失敗をなかったことにすることはできないわけです。一方、新しくやらなければいけないことは次々に生まれていきますので、いつまでも後ろを向いていては、物事は一向に解決していきません。
反省はほどほどにして、やってしまったミスは早めに諦め、心機一転、次で挽回する気持ちでことに臨む方が確かに精神衛生上良いと思います。長い人生、失敗は数多くありますが、一度の失敗は次の成功で塗り替えればいいわけで、深刻に考えないようにしましょう。
とはいえ、慣れないとなかなか「諦める」ことはできないので、私の場合は、失敗や不運なことがあると、長めのお風呂の後、早めに寝ることにしています。皆さんも自分なりの「失敗の諦め方」を持っておくことをお勧めします。