今回はクライアント様からよくあるご質問の一つ「集客セミナーには参加した方がいいですか?」について書いてみたいと思います。
ちなみに答えは「No」です。正確に言うと「集客セミナーには参加しない方がいい」というよりも「そもそも集客セミナーは不要」というニュアンスでのNoです。
では、その理由について挙げてみましょう。
理由その1
ほとんどの集客セミナーは売りたい商材やサービスが必ず裏に隠れている恣意的なものであるということです。ごく一部、顧客サービスの一環として集客セミナーを行っているケースは見かけられますが、不特定多数に対して行っている集客セミナーは、売りたい商材やサービスが先にあって、それを売る為にセミナーを開催するわけです。顧客にとって何が一番必要かという視点ではなく、結論が先にありきという問題がそこにはあります。
理由その2
ニッチな集客となりがちであるということです。ネット集客でコストパフォーマンス良く集客できるのはごく限られた手法で、それらの手法はネット集客に興味を持ったことのある方であればよく聞くような手法です。一見、使い古された手法のように見えますが、効果があるからこそよく使われ、よく使われるからこそ使い古されたように見えるわけです。ただ、セミナーではよく耳にするような内容では出席者を集めること自体ができませんので、新しい集客手法(実際は“新しく見える”集客手法の場合が多いですが)や新しい集客ツールを題材にセミナーを開催することになります。新しい集客手法や集客ツールは目を引きがちですが、肝心の実効性という観点ではほとんどの場合でニッチな集客となります。
理由その3
集客の理屈がわかったりや抽象的な一般論だけでは実際の集客はできないということです。集客の理屈がわかることと、集客ができることは近いように見えますが、それぞれの間には大きな開きがあります。「集客の理屈がわかっていること」=「集客に成功する」ではないのです。さらに一言で「集客」といっても、それぞれの会社毎に少しずつ違った問題を抱えています。
セミナーという一般論での集客の理屈を披露する場では解決が難しいのが現状です。
では、どうすれば良いのでしょう。答えは非常に簡単です。
例えば、Facebookやインスタグラムの集客の理屈を知りたい、あるいは集客に取り入れてみたいのであれば、「インスタグラム 集客」のようなキーワードで Google検索して上位20件くらいの記事を読めば、大体イメージは掴めます。
その上で自社の集客でチャレンジしてみる価値があると思えば、プロのマーケターに相談してみてください。
きっとセミナーでは得られない御社の事情に合った具体的な集客内容を提案してくれるはずです。