高齢者講習とは
高齢者講習とは、自動車運転免許の更新時期の時に、70歳以上の高齢運転者の方が受講する講習のことです。
高齢者講習は1998年に道交法改正に伴い、義務化されました。75歳以上の方は、高齢者講習の他にも、講習予備検査を受講する必要があります。講習予備検査とは、認知機能検査とも呼ばれ、判断力と記憶力を知るための簡単な検査となります。
高齢者講習には種類があり、一般的な講習の高齢者講習の他にもシニア運転講習、チャレンジ講習、特定任意高齢者講習、運転免許取得者教育があります。
シニア運転講習は高齢者講習と内容は全く同じですが、住所が別の都道府県で受講する場合はシニア運転講習となります。
チャレンジ講習は合格すると簡単講習の受講資格を得ることができます。チャレンジ講習は高齢者講習やシニア運転講習と比べると、時間も講習時間も短く、費用も安く済ませることができますが、不合格になると再試験となってしまいます。
高齢者講習やシニア運転講習は受講することによって必ず修了証がもらうことができます。運転に自信があるという方は、チャレンジ講習を受けて見ても良いかと思います。
特別任意高齢者講習は、チャレンジ講習で70点以上の方が受講できるものとなります。運転免許所得者教育は運転の技術を上げたいという方が受けるもので、講習を受けることで高齢者講習を免除することができます。高齢者講習を受ける期間としては、免許の満了日の6か月前から満了日の間までが受講することができます。
ただ、免許の更新は誕生日の1月後までに行うものとなるので、ギリギリで受講してしまうと間に合わなくなるという場合もあるので、なるべく早めに受講しておいたほうが良いでしょう。
高齢者講習は予約制となり、予約方法としては、受講を希望する教習所に電話をして予約を行います。予約に関しても、教習所が少ない地域の場合は予約が取れないということもあるので、早めに予約をするようにしましょう。講習の内容としては、座学に1時間、運転適性診断に1時間、実車運転と運転指導に1時間となり合わせて3時間となります。
実車運転と運転指導に関しては、小型特殊免許の方は不要となります。講習に持参するものとしては、講習通知書、運転免許証、筆記用具、手数料となります。運転にメガネやコンタクト、補聴器が必要な方は必ず持参するようにします。講習通知書は、免許証更新のための講習のお知らせとなります。筆記用具は講習所でも用意されていることが多いので、忘れてしまったという場合でも大丈夫です。