窮余一策(きゅうよいっさく)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
窮余一策(きゅうよいっさく)
ということわざです。
「窮余一策(きゅうよいっさく)」とは
「窮余一策(きゅうよいっさく)」とは、
「困りきったあげくの果てに思い付いた一つの手段や策略のこと」を指します。
ビジネスにおいて、苦境に追いやられた時に「起死回生」の策を打つことがありますが、起死回生の策は、ほとんどの場合失敗に終わってしまいます。追い込まれた時に考える「窮余一策」は、一か八かの策が多い上に、希望的観測が往往にして含まれているからです。
苦境に追いやられた時こそ、自らの経験と知恵が問われる局面です。厳しい局面の時こそ、冷静に、これから行おうとすることの次の一手を考えることを常に忘れないことが重要でしょう。冷静に考えることで、意外に身近なところに事態解決のヒントが見つかるかもしれません。