徒花に実は生らぬ
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)」
ということわざです。
「徒花に実は生らぬ」とは
「徒花に実は生らぬ」とは、
「見かけだけが立派でも、中身が伴っていない場合と良い結果が得られない」という意味です。
ちなみに「徒花」とは、綺麗に咲いても実の生らぬ花のことを指します。
どんなに努力をしても、そもそものところで考え方が間違っていれば結果は出せません。
私自身、Webマーケターという職業柄、集客をお考えの方々とお話ししますが、時折、誰から聞いたかわからない都市伝説のような話を信じ込んでいる方がいらっしゃいます。
そういった場合、結果が出ず、ああでもないこうでもないと貴重な時間を浪費してしまって混乱していることがほとんどです。
「徒花に実は生らぬ」のと同様に、前提となる考え方がズレていたり、あるいは正反対だったりすると、望むような結果は出ず、せっかくやった労力が全て無駄になってしまうこともあるので、最初の段階では、いい加減に始めるのではなく、信頼できる人から説明を受けるなど情報収集をしっかりと行った上で青写真を描くようにしなければなりません。