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縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)
という中国の古書「孟子」が出典の故事成語です。
「縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)」とは
「縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)」とは、
「誤った方法や手段では目的は達成できない」という意味です。
ちなみに出典となった「孟子」の一節を見てみると、
かくのごとき為す所を以って、若き欲する所を求むるは、なお木に縁りて魚を求むるがごとし。
となりますが、現代文に訳すなら、
そのような方法で望みを達成しようとするのは、木に登って魚を取ろうとするようなものだ。
といった感じになります。
私の本業のネット集客でも時折見かけるのですが、正しい知識を持っていないことで、着手時の手法から大きく誤っている場合があります。
そして一旦、誤ったところからスタートしてしまうと、混沌とするだけで、正しい結論に行くつくことはまずありません。専門的な部分はプロに任せる判断自体は良いのですが、最低限、知識を持って判断しないと、コストを掛けたのにマイナスの結果しか生まないという最悪の選択をすることになるかもしれません。