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相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
ということわざです。
「相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)」とは
「相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)」とは、
「自分が優れているためでなく、相手が劣っていたり、相手のミスによって偶然得る功名や手柄のこと」という意味です。
ビジネスにおいて、トントン拍子に上手く物事が進むことがあります。最初のうちは順調過ぎて怖くなるのですが、次第に順調なことが当たり前となり、自分が優れているから上手くいっていると勘違いしてしまいます。
でも、大抵の場合は、ライバルが劣っていたり、ミスで自滅してくれたことで偶然手にした “勝利” だったりするのです。
まさに「相手のさする功名」
自分自身を卑下する必要もありませんが、実力以上に過大評価してしまうと取り返しのつかないことになるかもしれません。上手くいっていても、冷静にその要因を分析することも重要です。