閑話休題(かんわきゅうだい)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
閑話休題(かんわきゅうだい)
という中国の古書「水滸伝」が出典と言われる故事成語です。
「閑話休題(かんわきゅうだい)」とは
「閑話休題(かんわきゅうだい)」とは、
文章において、余談をやめて話を本題に戻すときに使う言葉で「それはさておき」という意味になります。
ちなみに出典となった「水滸伝」の一節を見てみましょう。
しばらく閑話を把りて休題し、ただし正話を説わんや。
これを現代文に訳してみると、
むだ話をやめて本筋の話を語ろう。
という意味になります。
「閑話休題」を「ところで話が変わって」という意味で、本題から話がそれる時に使う人も多いのですが、それは誤った使い方になります。本来は、それた話を本題に戻す時に使う言葉ということを覚えておきましょう。