私の住んでいる街には比較的規模の大きな商店街があります。
この商店街では、つい3年ほど前まで、店舗の入れ替わりはほとんどなかったのですが、ここ1~2年、店舗閉鎖が相次ぐようになってきました。店舗閉鎖と言っても、その商店街は人通りが多い為、いわゆる「シャッター商店街」にはならず、時間を置かずその後に新たな店舗が入ってきてはいます。
まずは、どういった業種が閉鎖し、次に新たに開店したのかをまとめてみましょう。
●閉鎖した店舗
- 写真館
- 靴屋
- 八百屋
- 果物屋
- クリーニング店
- 雑貨小物店
- アパレル
- 着物屋
- ファーストフードチェーン店
●開店した店舗
- 歯科クリニック
- 喫茶店(非フランチャイズ)
- たい焼き屋
- 生命保険(フランチャイズ)
- 整体マッサージ(フランチャイズ)
- パン屋
- 大手学習塾
ご覧になってどうでしょうか?
時代を反映しているように感じるのは私だけではないかと思います。
閉鎖した店舗はファーストフード店を除くと、昔ながらの個人商店ばかりでしたが、実は、閉鎖してしまった個人商店には共通項がありました。
その共通項とは、いずれも「ホームページがなかった」こと。
商店街に店舗を構えていると、立地そのものが集客につながると思われがちですが、それでは通勤通学などでその店の前を通りがかる人しか集客できません。
決して、高いホームページである必要はありませんが、ホームページがありさえすれば、周辺エリアからの集客などもう少し状況が変わったのかもしれません。
もちろん、後継者がいない等、集客不振だけが閉鎖の原因ではないでしょうし、ホームページを持たなくてもちゃんと存続している店舗もあります。
ただ、事業を営んでいく上では、時代の流れと共に生まれていく使える集客ツールは、適正予算で有効に使っていく必要はあると思います。