集客とは“逆張り”をすること

集客豆知識

集客とは“逆張り”をすること今回はネット集客のポイントの一つ「誰もがやることをやらず、みんなの裏をかく(逆張りする)こと」について書いてみましょう。

ネット集客のコンサルティングをしていると、業種によって集客手法が集中することに気付かされます。

例えば、同じローカルビジネス(商圏が比較的狭い地域に根差した商売)でも、歯科や内科などのクリニックはリスティング広告(PPC広告)による集客が主流ですし、整体や整骨院、マッサージはSEO対策による集客になります。一方、学習塾やピアノ教室などの各種教室はネット集客自体が一般的でないようです。また、もう少し商圏が広い場合で見ると、税理士、行政書士あたりの士業はSEO対策、美容外科はリスティング広告といった具合です。

基本的にネット集客は 早く実行したもの勝ち です。

SEO対策で言えば、最初に上位表示されたサイトを後発サイトで追い抜くのは非常に困難ですし、リスティング広告の場合は、PDCAサイクルを回すことによる広告効率改善がポイントになり、競合が激しくなれば入札単価やコンバージョン単価が跳ね上がる為、先行して集客を始めることが有利です。

上の事例でいけば、歯科や内科などのクリニックは誰もが狙うリスティング広告を使わずともSEO対策で同等以上の効果を楽に手にすることができますし、学習塾やピアノ教室などの各種教室では、SEO対策なりリスティング広告を使ったネット集客に取り組むことでインターネット以外の媒体を上回る効果が挙げられるでしょう。

よく「同業他社がうまくいっていると聞いたので我々もネット集客をやっていきたい」というお話を伺いますが、同業他社がうまくいっているネット集客手法は、えてして “旬が過ぎた” 集客手法です。

あえて競合が激しく、集客効率が落ちた “旬が過ぎた” 集客手法に手を出すのでなく、ちょっと視点を変えてみることをお勧めします。

例えば、代表的なネット集客手法であるSEO対策とリスティング広告ですが、一般的には、SEO対策は少額での集客、リスティング広告は多額の費用を投じる集客と考えがちですが、実はそれほど掛かるコストには違いはありません。

また、SEO対策もリスティング広告もともに Google や Yahoo! などの検索システムを使ったものです。SEO対策もリスティング広告も名称や集客ノウハウこそ違いますが、集客する仕組みは大差ないわけです。

「SEO対策」「リスティング広告」など名称にこだわらず、いかに競合相手が少なく集客効果が高いかを考えて集客手法を選びたいものです。