当社にはランディングページ制作の問い合わせがほぼ毎日来ますが、先日、約40ページの長さの原稿付きの案件依頼が立て続けに 2件来ました。
ランディングページの制作料金はページ数(ページの長さ)に比例しますので、1件あたり50万円前後の案件でしたが、お客様のお話を伺った上でお断りしました。
当社では基本的にいただいたご依頼はお断りしないのですが、お断りせざるをえなかった理由を今回はお伝えしましょう。
企業のホームページが「パンフレット」だとすると、ランディングページは個別の商品やサービスを拡販する「チラシ」のようなものです。
皆さん、会社の個別の商品やサービスを拡販する「チラシ」を作る時、どんなチラシを作りますか?
まず、サイズは A4サイズ、縦長向きというのが一般的ではないでしょうか。チラシの一番上の部分にアイキャッチとなる大きな画像+キャッチコピーを入れて、中段は商品・サービスの特徴、そして一番下に連絡先がある場合がほとんどです。
なぜかというと、こういう構成が一番売れるから。
もし、チラシに載せたい内容が一杯あったとしても、情報を取捨選択して A4チラシの表面もしくは両面に収まるようにすると思います。
「情報量ありき」か「紙面のスペースありき」かと言えば、「紙面のスペースありき」。
載せたい情報量に従ってページ数を増やすことはしないはずです。
なぜかというと、1ページのチラシに収めるのが一番売れるから。
ランディングページを作る時にも同じことが言えます。
・ページの構成
・ページ数
が、「売れるランディングページ」かどうかを大きく左右します。
冒頭の例だと、完全にページ数が多すぎます。ページ数が多すぎるとランディングページの読者が途中で飽きるだけでなく、延々と商品やサービスの “売り文句” が続くことで「怪しさ」を生んでしまいます。
その旨をお客様にお伝えし、10ページ以内にまとめていただくようお願いしましたが、「(40ページほどの内容で)社内決済を取ったので変更できない」と言われ、みすみす集客上不利になるランディングページを50万円も掛けて制作することは当社のポリシーに合わない為、ランディングページ制作をお断りせざるをえなかった次第です。
ランディングページは集客に特化したホームページの一形態ですから、「売れるランディングページ」でありたいものです。