最近、クライアント様と顔を合わせると「人手が足りないのだけど、いい人知らない?」と聞かれることが多くなりました。以前は業種によってといった感じでしたが、最近は中小企業全般にわたっている印象です。
「お宅は採用をどうやってるの?」と聞かれたりもするので、今回は人材難の中で当社で行っている“採用活動”をご紹介してみようと思います。
採用活動についてお話しする前に、当社はIT業に属する小規模な会社ですが、実は当社には営業社員は一人もいません。そのことをお伝えすると「じゃあ社長が営業するんだね。大変だね。」とよく言われますが、社長である私自身も基本的に営業活動はしません。
では、どうやって仕事を受注しているのでしょう?
新規受注の約90%の仕事はホームページ経由で受注し、約5%が既存のお客様から、残りが知り合いの方からのご紹介といった割合です。さらにホームページ経由で受注する仕事の大半はSEOによる自然検索から来るものになります。
で、肝心な“採用活動”ですが、当社では営業社員は採用しません。そのかわり、売上拡大を狙う時期には、その数か月前からホームページを設置していきます。
当社では“新卒採用”は「ホームページの新設」、“中途採用”は「既存ホームページの購入」を指します。
“採用した営業マン”たる新設ホームページは、24時間文句も言わずサボらず営業活動をしてくれます。さらにSEOで集客している限り、ほとんどコストも掛かりません。そして、“採用した営業マン”たる新設ホームページ達は数か月掛けて成長し、そこから獲得したお問い合わせの1/3~1/5が成約になっていきます。
現在、企業の大半は人を雇い、社員規模を大きくして売上拡大を図っていますが、これからの人材難の時代、人に頼る売上拡大ではなく、人に頼らない売上拡大を試してみてはいかがでしょうか?