今回は、集客の為に新規にホームページを作る際の注意点として、「ホームページを作るならページ数はケチらない」ということについて触れてみましょう。
ページ数の多い“大規模サイト”を作る場合は問題ないのですが、構成ページ数が10ページ未満のホームページを作る場合、制作予算の兼ね合いなどで、異なる内容を1ページにまとめてしまうケースをよく見かけます。
「会社概要」のページと「アクセスマップ」のページを一つのページにまとめるなど情報の関連性が高い場合は全く問題なく、サイトを閲覧する方にとってはむしろ望ましいのですが、実際にあった例では「会社概要」のページに「お客様の声」ページ内容をまとめてしまったり、会社の「ご挨拶」ページに「サービスの特徴」をまとめてしまったケースがありました。
複数の内容が混在した、テキスト量の多いページは、ホームページを閲覧する側からすると、要点がつかめず非常に読みづらくなります。せっかくホームページを見に来てくれても、内容がシンプルにまとまってテキスト量が適度なサイトに比べてお問い合わせ率は低下してしまいます。
また、ホームページからの集客を考えた場合、ホームページへのアクセス数がポイントになってきますが、基本的にアクセス数はページ数に比例してきます。ホームページのページ数をまとめることで制作費は若干圧縮できるかもしれませんが、サイトアクセスの観点からは不利になります。
さらに、SEO的にもマイナスに働きます。SEOは1ページ毎に評価されますが、1ページに記載ポイントが増えれば増えるほど、内容がぼやけてしまいます。内容がぼやけてしまうということは何を訴えているページかを検索エンジンに伝えることが難しくなるということですから、SEO上もマイナスに働くというわけです。
このようにホームページを作る際のページ数は集客にダイレクトに影響してきます。安易にページをまとめてしまわず、ホームページを見ていただくお客様の立場に立って見やすい内容・ページ割りにしていくべきです。