背水の陣(はいすいのじん)

故事成語 故事成語・ことわざ

背水の陣(はいすいのじん)

背水の陣(はいすいのじん)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの名言を「故事成語」として伝えてきました。

その中から、時を超えて現代においても、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「背水の陣」

という中国の二十四史の一つ「史記」から伝わる故事成語です。

背水の陣とは

「背水の陣」とは、漢の名将 韓信が趙の大軍を破った「井陘の戦い(せいけいの戦い)」において、わざと川を背にして陣をとることで、味方に決死の覚悟をさせて七倍近い敵を破ったことに由来しており、

一歩も引けない状況下で、全力を尽くして事にあたること。

という意味です。

日本を代表する企業であった東芝が会社存亡の危機にあるように、どんな会社でも、社運を掛かった危機は必ず訪れます。その時に、自らを死地に置き、退路を絶って「背水の陣」で臨めるかが、危機脱出の鍵になってきます。危機に置かれた中でも、危機を感じない組織には復活はないということを肝に命じておきたいものです。

今回は、「背水の陣」という故事成語をご紹介しました。偉人たちの人生が凝縮された故事成語や名言・格言から学んで、自分たちの人生に活かせるといいですね。

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