消費者に商品の存在を知ってもらったなら、次は感情段階(Interest、Desire、Memory)に進んでいきます。まずは興味を持ってもらえるように、キャッチコピーなどを駆使して商品の良さを伝えます。興味があっても欲しい段階まではいかない人もたくさんいます。欲しいと思わせるために、「あなたの悩みや問題をこの商品なら解決できる」、といった商品のメリットを相手にアピールします。さらに実績や根拠となる裏付けなどを伝えることで、商品の価値や信頼感を消費者に与えるようにします。
感情段階が完了すれば、いよいよ最後の行動段階(Action)です。消費者に“行動”(購入)してもらうためには、購入する場所の提供をしなければなりません。例えば、インターネットを使った販売であれば、公式サイトからの通販であったり、大手通販サイトでの出品などになりますし、インターネットを使わない場合は、店頭で直接購入したり、電話注文をするなど、消費者が利用しやすい手段を用意します。
そして、AIDMAの5つのプロセス(Attention、Interest、Desire、Memory、Action)が上手く噛み合えば、顧客を獲得できるという仕組みが「AIDMAの法則」です。
新商品を売りたい時、商品がなかなか売れない時などで、この「AIDMAの法則」をイメージしながら販売を組み立てていくと、成果に繋がる可能性が高まるでしょう。
次は次世代の購買行動モデル「AISAS(アイサス)とは?」を見てみる