「ネット風評被害対策」「ネット誹謗中傷対策」「逆SEO」など様々な呼び方がありますが、世の中にはネット上のネガティブな書き込みを消す(目立たなくする)サービスが存在します。今回お話する DYM社も「ネット風評被害対策」「ネット誹謗中傷対策」「逆SEO」といったサービスを売りにしていた会社でした。
その「ネット風評被害対策」をする DYM社自身がネット炎上するという皮肉な事件を引き起こしてしまいました。それが「タイ全裸事件」です。「タイ全裸事件」とは、タイ中部にある高級リゾート地ホアヒンのビーチで、夜に DYM社の社員など数十人が全裸になって騒ぎ、タイ及び日本国内で問題になった事件です。
当然のように DYM社は 2ちゃんねるなどのネット掲示板や個人ブログ、まとめサイトなど一斉に叩かれ、そういったコンテンツが DYM社関連のキーワードで検索すると多数表示されるようになりました。
その後、DYM社が「ネット風評被害対策」会社としてどのような対策を行うのか、その結果、検索順位はどう変わっていくのか、個人的に興味を持って推移を見守り、早いもので 4ヶ月となります。
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では、事件発生から 4ヶ月が経過し、状況は変わったのでしょうか?
「DYM」でキーワード検索した時のネガティブサイトの検索順位
事件直後:4位,6位
1ヶ月後:4位,5位,6位,9位,10位
2ヶ月後:5位,6位,7位,10位
3ヶ月後:3位,5位,6位,7位,8位,9位,10位
4ヶ月後:2位,3位,5位,6位,7位,8位,9位
どうやら事態は好転するどころか、悪化していっているようです。
実は、ネット炎上が沈静化しそうな時に DYM社は大きなミスを犯してしまい、再炎上してしまいます。そして、再炎上により、ネガティブコンテンツはさらに増え、検索で上位表示されるネガティブ情報が増える結果となってしまいました。