SEO対策を行っても、必ず検索順位がアップするわけではありません。狙っているキーワードをSEOで上位表示させるにはいくつか条件があります。
例えば、あなたの会社の社名でSEOによる検索順位アップを狙う場合、社名が非常にニッチな名称であれば、実は特段SEO対策を必要としないかもしれません。しかし、競合相手の多いキーワードになればなるほど、あなたの“サイトの価値”が重要になってきます。
つまり、仮に同じサイト内容で同じSEO対策を行った場合、「サイトの価値」が高いサイトは検索順位が上位表示され、「サイトの価値」が低いサイトでは検索順位が奮わないといったことが起こるのです。
では、そもそも「サイトの価値」とは何でしょう?
「サイトの価値」とは大雑把に言うと、“サイトの規模の大きさ”と言い換えても良いでしょう。
サイトのページ数が多くなっていき、サイト規模が大きくなっていくと、次第に「サイト価値」が上がっていきます。つまり検索エンジンが役立つサイトと認識していくわけです。ですので、ただ単にページ数が多いだけではダメで、中身のあるページ数が多いことが必要です。
中身のあるページ数が70ページを超えるあたりから、まず、検索エンジンが新規ページを認識しやすくなってきます。それを超えて、さらにページ数を増やしていくと、次第に狙ったキーワードで上位表示されることが増えてきます。
この状態が「サイトの価値」が高くなった状態です。
こうなってくると、SEOの効果が検索順位に反映されやすくなり、サイトアクセスを稼ぎやすくなります。
数年前からGoogleを中心とした検索エンジンが、検索利用者にとって役立つ情報を提供するサイトを検索上位表示させるようになり、その結果、「コンテンツマーケティング(インターネットコンテンツを制作提供することで収益を上げるマーケティング手法)」「コンテンツSEO(インターネットコンテンツを大量に制作することでSEO効果を生む手法)」が氾濫し、「サイトの価値」が低いページは上位表示できにくくなってきています。
むろん、SEOによって多少その差を埋めることはできるのですが、とはいえ、SEOの効果も万能ではありません。
サイトアクセスを稼ぎ、そこから集客をしていくなら「サイトの価値」は必須の条件で、「サイトの価値」の上にSEOを施すというのが現在の「コンテンツマーケティング」必勝法と言ってよいでしょう。