当社では年間100以上のホームページを制作し、その大部分にSEO対策を施しています。事例が年々蓄積されてくるにつれて、SEOが効きやすいホームページ、SEOが効きにくいホームページの特徴が明らかになってきました。今回は、そのSEOが効く効かないの代表的なポイントを書いてみることにします。
冒頭で触れた通り、ホームページには各ページの内容、作り方、ホームページ公開方法によってSEO対策の効果が大きく左右されます。
SEO対策とは、わかりやすく言えば、主にGoogle(※Yahoo!の検索システムもGoogleの検索エンジンを使用しています)の検索エンジンに対して「このホームページは何屋さんで、どういった商品・サービスを提供している会社だよ」と噛み砕いて教える作業です。ですから、ホームページがわかりにくかったり、様々な人から見て見にくい(とGoogleの検索エンジンが判断する)ホームページの検索順位は上位に表示されません。
具体的には、以下のようなホームページはSEOが効きにくい(=SEO対策で集客しにくい)と言えます。
1.ホームページが代表者の決意表明のようになっている
特にホームページを最初に作る時にありがちで、代表者が会社を設立した経緯や会社に込める想いを長い文章で書き連ねていくパターンです。「代表者挨拶」のようなページを設ける場合はまだ良いのですが、トップページの出だしに「想い」を書いてしまうと正直SEO効果は期待できなくなってしまいます。いわゆる「このホームページが何屋さん」かGoogleの検索エンジンが判断できなくなる例です。
2.商品やサービスのページが簡潔でない
上の例と似ていますが、商品やサービスに込めた想いを書いていくと、消費者にとって本当に欲しい情報とかけ離れていくことがよくあります。商品やサービスの特徴やどんな方に向くのか、料金がいくらなのかなど、簡潔にまとめて書くことがSEO効果を高めるコツです。
3.トップページの新着情報に一杯情報がある
トップページに新着情報コーナーを設けている場合は注意が必要です。ビッシリと新着情報に書き込んでいる場合は「ホームページが何屋さんか」わかりにくくさせる要因になります。SEO対策の観点からは、できればトップページ上に新着情報を置かない方が良く、どうしても置く場合は文字数が多くないようにする(概ね合計の文字数が50字以内に収める)と良いです。
4.日本語ドメイン
以前、日本語ドメインについての記事を書きました(過去記事:日本語ドメインの終焉?)が、以前アフィリエイターを中心に一生を風靡した日本語ドメインは効果がないばかりか、SEO効果が出る時間やSEO効果のパワーのいずれも通常のアルファベットのドメインに劣ってきています。
この辺を意識してホームページを作る、あるいは既存のホームページを整理すればSEO効果は上がってきます。