パナマ文書とは?

パナマ文書とは

パナマ文書 という言葉をここ最近耳にしたという人も多いでしょう。
そもそもパナマ文書とは、パナマの法律事務所のモサック・フォンセカが作成した機密文書の事です。

パナマ文書は、モサック・フォンセカの1970年~現在までの業務記録の詳細で、利用した顧客の情報などが記載 されています。

実はこのモサック・フォンセカ、表向きは法律事務所となっていますが、事実上はタックスヘイブン(租税回避)の斡旋を生業にしている会社で、経営実態のないペーパーカンパニーをいくつも作り、そこにクライアントの資金を預けるという形で、節税を手助けしている会社です。

このパナマ文書は、2015年8月にドイツの新聞紙の南ドイツ新聞に匿名の人物から届き、その後アメリカのワシントンD.Cにある調査ジャーナリスト国際連合に送られ、文書の分析が行われました。ちなみにパナマ文書の容量は、2.6TB (テラバイト)にも及ぶ膨大な物で、電子メールの記録、PDF、写真などの種類のファイルが存在しています。

2.6TB というとピンと来ないかも知れませんが、分かりやすく言うと、今市販されている一般的なパソコンのハードディスク容量の数台分の容量で、人口にすると約12億人相当分と言われており、いかに膨大な容量かが分かるでしょう。

パナマ文書には、現職の国の大統領や首相の名前などが含まれており、実際アイスランドのグンロイグソン首相はこの問題が原因で辞任に追い込まれています。他にも著名な芸能人、スポーツ選手などの名前やその親族の名前が記載されており、物議を醸しています。

ではなぜこれが問題になるのかという話ですが、租税回避そのものは、一概にすべてが違法ではなく、ほとんど場合は合法です。しかし、前述したような国を預かる公的な立場の人間が国民から税金を徴収している一方で自分は払うべき税金を逃れるというのは、一般国民からしてみれば法律的には合法でも道義的には咎められる対象になります。

また、その租税回避に預けられたお金は、どこに向かって誰の為に使われるお金なのかが不透明という問題点もあります。こうしたタックスヘイブンに預けられたお金は追跡が非常に難しく、税務上の調査が出来ないというだけではなく、マフィアなどの犯罪組織が違法な事で得たお金を送金して、お金の流れを意図的に不鮮明にするマネーロンダリングの温床になり、結果的には犯罪組織の資金源になっているのではないかという問題があります。

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今後、パナマ文書についてさらなる解析が進めばもっと多くの事実が明らかになるでしょうが、いずれにしてもパナマ文書は世界を震撼させる機密文書であるという事は間違いありません。

パナマ文書の載っていた会社名とは・・・

次は「パナマ文書の怖さと日本企業への影響」を見てみる

パナマ文書の怖さと日本企業への影響
このところ「パナマ文書」というキーワードがニュースを賑わせるようになってきました。 「パナマ文書」については、租税回避地(タ...

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