上屋抽梯 〜 兵法三十六計

兵法三十六計

上屋抽梯 〜 兵法三十六計

上屋抽梯(じょうおくちゅうてい)〜 兵法三十六計

兵法三十六計とは、中国の三国時代以降に生まれた兵法書で、宋の名将 檀道済がまとめたと言われています。

そして「兵法三十六計」に書かれた故事や教訓は、単なる兵法ではなく処世術としても活用され、広く知られるようになっています。そういった意味では「兵法三十六計」を知ることで、現代の人たちにとっても人生の参考になるのではないでしょうか。

今回選んだのは、兵法三十六計の第二十八計

「上屋抽梯(じょうおくちゅうてい)」

です。

「上屋抽梯(じょうおくちゅうてい)」とは

「上屋抽梯(じょうおくちゅうてい)」とは、
相手をそそのかして行動させた後、一転して退路を断って撃滅する」計略を指します。

「上屋抽梯」の話

項羽と劉邦が戦った楚漢戦争において、劉邦軍の別働隊として諸国平定に転戦していた韓信軍3万は、井陘(せいけい)の地で趙の陳余率いる20万の軍勢に行く手を阻まれます(井陘の戦い)。

城に籠って正攻法をとる趙軍を城外に引きずり出すために、韓信は不利と言われる川を背にした布陣を取ります。韓信の布陣を見た陳余は「兵法を知らぬ者」と笑い、ほぼ全軍を率いて韓信軍に攻め掛かったのですが、川を背にして後ろがない韓信軍は死に物狂いで戦ったため、打ち破ることができません。

その間に韓信は、別働隊2千を手薄となっている城へ送り、まんまと城内を制圧。趙王も捕らえてしまいます。

死に物狂いで戦う韓信軍に手を焼いた陳余は城へ撤退することにしたのですが、城まで戻ったところで、すでに城内が韓信軍に占拠されていることに気付き、帰る場所をなくした趙軍は動揺して総崩れとなり、井陘の戦いは兵力に劣る韓信軍の勝利となりました。

「上屋抽梯」は「梯子を外す(はしごをはずす)」のことわざでも知られています。

個人的には、梯子を外される側も、梯子を外す側も勘弁してほしいところですが、少なくとも梯子を外される側にならないためには、これ見よがしな利益に惑わされないようにすべきです。

美味しい話には裏があることをしっかりと認識した上で、地道なビジネスに注力することをお勧めします。

 

兵法三十六計を人生に活用しよう・・・

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