善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず|孫子の兵法

孫子の兵法

善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず|孫子の兵法

善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず

「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵法書です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

その中から、今回は孫子にある「善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず」という言葉を見てみることにしましょう。

善く戦う者は、これに勢を求めて人に責(もと)めず。
故に能く人を択びて勢に任ぜしむ。
勢に任ずる者は、其の人を戦わしむるや木石を転ずるが如し。
木石の性は、安ければ即ち静かに、危うければ即ち動き、方なれば即ち止まり、円なれば即ち行く。
故に善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仞の山に転ずるが如くなる者は、勢なり。

が「善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず」のくだりですが、現代語訳にすると、

スポンサーリンク
戦い上手な者は、勢いによって勝利を得ようと求め、個々人の力に頼らない。だから、人を上手に勢いのままに従わせることができる。そして、兵士たちは丸太や丸い石を転がすように勢いに乗って戦う。丸太や丸い石は、安置しておけば静かだが、傾斜しているところに置けば動き出し、四角い形であればじっとしているが、丸ければ転がっていく。勢いよく巧みに兵士を戦わせるのは、高い山から谷底へ丸い石を転がすようなもので、それが戦いの勢いというものだ。

という意味になります。

人材不足の昨今、もう少し人材に恵まれたら会社の業績も上がるのに、と思っている中小企業の経営者は多いと思います。

私も含めて「善く戦う者は、これに勢を求めて人に責めず(戦い上手な者は、勢いによって勝利を得ようと求め、個々人の力に頼らない)」という言葉は耳の痛い言葉です。

もう少し人員がいればとか、もう少しできる人材がいたら、といったタラレバのことを考えるのではなく、今いる人員・人材を求心力によって勢いに乗せていくことを考えることからスタートすべきでしょう。

孫子の兵法から勝ち方を学ぼう・・・

次は「孫子の兵法 一覧」を見てみる

スポンサーリンク

本日のおすすめ記事はこちら

ランチェスター戦略から学ぶ

  1. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    接近戦〜ランチェスター戦略 ランチェスター戦略は強者にも弱者にも当てはまる汎用性の高い戦略です…
  2. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    弱者の戦略〜ランチェスター戦略 経営戦略や事業戦略を策定する場合には、自社の立場や強み弱みを認…
  3. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    ランチェスター戦略とは ほとんどの産業においては、数社のトップ企業がシェアのほとんどを分け合い…
  4. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    一騎打ち〜ランチェスター戦略 ランチェスター戦略において弱者が強者を打ち破る方法の一つとされる…

戦いの勝因敗因から学ぶ

  1. 官渡の戦い|勝因・敗因
    官渡の戦い 曹操軍の勝因 官渡の戦いは、西暦2006年、有名な「三国志」の時代に曹操軍と袁紹軍…
  2. 姉川の戦い|織田信長の勝因と浅井氏朝倉氏の敗因
    姉川の戦い 勝因と敗因 1570年に起きた姉川の戦いでは、織田信長、徳川家康の連合軍が、浅井長…
  3. 第二次長州征伐|長州藩の勝因と幕府軍の敗因
    第二次長州征伐 長州藩の勝因 第二次長州征伐とは、徳川幕府が長州藩の討伐に乗り出した江戸時代後…
  4. ゲティスバーグの戦い|勝因・敗因
    ゲティスバーグの戦い 北軍の勝因 ゲティスバーグの戦いとは、1836年7月1日から7月3日に起…
  5. 奉天会戦|勝因・敗因
    奉天会戦 ロシア軍の敗因 奉天会戦は、日露戦争における最後の会戦です。中国の奉天(現在の瀋陽)…

孫子の兵法から学ぶ

  1. 孫子の兵法
    善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書…
  2. 孫子の兵法
    勝つべからざる者は守なり 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵法書で…
  3. 孫子の兵法
    百戦百勝は善の善なるものに非ず 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵…
  4. 孫子の兵法
    兵は拙速を聞くも、未だ功の久しきをみざる 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武…
  5. 孫子の兵法
    孫子の五事 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵法書です。 そ…
ページ上部へ戻る