経営者が投資すべきは自らの事業

経営者が投資すべきは自らの事業私も経営者の端くれですが、世の中には色々な経営者がいます。
先日、ある会社の集客担当の方からご相談を受けました。お話を聞いてみると、「本業の集客の方は比較的順調に推移しているが、会社として見た時に収支としては赤字になっているので、もっと集客を増やしていきたい。でも、会社の資金上もかなり逼迫しているのでコストはほとんど掛けられない」とのことでした。

集客が順調に推移しているにもかかわらず、収支が赤字になっている理由を伺うと、「オーナー社長が株を中心とするいくつかの投資に手を出していて、それらの投資がここにきて大きなマイナスになっている」とのことでした。

ご存知の通り、世界の景気の不透明感から日本の株式市場の相場は弱くなってきていますので、ここのところ、本業の利益を投資のマイナスが大きく上回ってしまっているようで、実際、色々なところへの仕入れや代金の支払いが滞り、会社の事業運営に支障が出てしまっていました。

これでは、いくら本業の集客を伸ばしたところで、砂漠に水をあげているようなものです。問題は集客の手法や運用にはないわけですから、経営者が本業以外の投資を止めて、原点である自分の仕事に向き合っていかなければ解決はしません。
折角お時間をいただきましたが、根本的な解決法は見出せず、現在の集客のやり方を若干アレンジするアドバイスをするのが精一杯でした。

この例のように、本業とは全く関係ない事業や投資に手を出している経営者をよく見かけます。
私のところにも、その手の投資のお話がよく来ますが、全てお断りします。経営者である以上、自らの事業への投資が最優先だと考えるからです。自らの事業に投資し、事業を拡大することでリターンを得るのが経営者です。もし、ヒト・モノ・カネといった余ったリソースがあったとしても、門外漢の領域に足を突っ込んで、本業の片手間に投資をするよりも、自らがプロとして熟知した領域に投資するべきでしょう。

ヒト・モノ・カネを投じて、事業ノウハウを日々向上させていかなければ、今は良かったとしても、いずれ同業他社に置いていかれて、いずれジリ貧に陥ってしまうでしょう。「経営者が投資すべきは自らの事業である」ということを経営者は肝に銘じていくべきだと思います。

スポンサーリンク

ランチェスター戦略から学ぶ

  1. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    接近戦〜ランチェスター戦略 ランチェスター戦略は強者にも弱者にも当てはまる汎用性の高い戦略です…
  2. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    ランチェスターの第一法則 ランチェスターの第一法則とは一騎打ちの法則とも呼ばれるものであり、最…
  3. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    一騎打ち〜ランチェスター戦略 ランチェスター戦略において弱者が強者を打ち破る方法の一つとされる…
  4. ランチェスター戦略・ランチェスターの法則
    局地戦〜ランチェスター戦略 ビジネスで成功したいという思いは、ビジネスマンであれば誰でも抱いて…

戦いの勝因敗因から学ぶ

  1. 官渡の戦い|勝因・敗因
    官渡の戦い 曹操軍の勝因 官渡の戦いは、西暦2006年、有名な「三国志」の時代に曹操軍と袁紹軍…
  2. ゲティスバーグの戦い|勝因・敗因
    ゲティスバーグの戦い 北軍の勝因 ゲティスバーグの戦いとは、1836年7月1日から7月3日に起…
  3. 桶狭間の戦い|勝因・敗因
    桶狭間の戦い 今川義元の敗因 桶狭間の戦いは、1560年6月12日に行われた今川義元軍と織田信…
  4. 奉天会戦|勝因・敗因
    奉天会戦 ロシア軍の敗因 奉天会戦は、日露戦争における最後の会戦です。中国の奉天(現在の瀋陽)…
  5. ワーテルローの戦い|勝因・敗因
    ワーテルローの戦い ナポレオン軍の敗因 ワーテルローの戦いは、1815年6月18日に起きたフラ…

孫子の兵法から学ぶ

  1. 孫子の兵法
    百戦百勝は善の善なるものに非ず 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵…
  2. 孫子の兵法
    戦いは正を以って合い、奇を以って勝つ 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書…
  3. 孫子の兵法
    兵は拙速を聞くも、未だ功の久しきをみざる 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武…
  4. 孫子の兵法
    孫子の五事 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵法書です。 そ…
  5. 孫子の兵法
    勝兵は鎰を以て銖を称るがごとく 「孫子」は、二千数百年前の弱肉強食の時代に生きた孫武が書いた兵…
ページ上部へ戻る