爆買い終了でラオックス営業利益98%減に

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爆買い終了でラオックス営業利益98%減に中国人観光客を中心とした“爆買い銘柄”の一つ、ラオックス(Laox)が今年度の12月期(第3四半期)の決算を発表しました。

中国人観光客の爆買い終了が言われる中で、どのような決算になるのか注目されていましたが、タイトルの「営業利益98%減」にあるように急降下の決算発表になりました。

具体的な数字を決算短信から以下に抜き出してみましょう。

【平成28年12月期(第3四半期)】
・売上高 49,403百万円
・営業利益 139百万円
・経常利益 92百万円

という数字でした。ちなみに一年前の同時期の状況はというと、

【平成27年12月期(第3四半期)】
・売上高 72,574百万円
・営業利益 7,551百万円
・経常利益 7,500百万円

でしたので、一年前に比べて、売上高で31.9%減、営業利益で98.2%減、経常利益で98.8%減といった衝撃の数字となっています。円高と中国当局による関税の引き上げにより“爆買い”が沈静化する流れが続いていましたので、ある程度予想されてはいましたが、この数字を見ると、ラオックスにおいて、いかに“爆買い”依存が進んでいたかがわかります。

ラオックスでは、中国人観光客の爆買いブームにいち早く対応して業績を上げてきただけに、一層爆買い終了による影響が大きいのでしょう。

確かに訪日観光やインバンドによる新たなマーケットは、国内のジリ貧のマーケットから見ると魅力的に見えたのかもしれません。ラオックスに代表される家電量販店だけでなく、国内の大手百貨店、ホテルチェーンでも中国人観光客を中心としたインバウンドマーケットに飛びついた企業がいくつも見られました。

しかし、店舗の前に中国観光客を乗せた大型バスが何台も乗り付け、店舗の中では中国語のアナウンスが流されて、会社自体も中国人観光客獲得に軸足を置いている状態では、“好業績”の影で以前からの顧客は何も言わないまま離れていってしまいます。

確かにお金を持った“一見さん”相手の商売は楽かもしれません。「情弱をカモる」というと語弊がありますが、海外から来た情報が少ない観光客に対しては“効率の良い”営業や販売ができたかもしれません。

しかし、ブームには早晩終わりがあります。今回のラオックスのように爆買いブームが去り、いざ元のマーケットを振り返ってみても、そこには、かつて自社のサービスを支持していた顧客は、そこにはいないのです。

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