フレーミング効果とは?

フレーミング効果とは

フレーミング効果とは、物事を選択する際に生じる効果の一つです。物事の選択をする際は、多くの場合、絶対的な評価では行われません。ほとんどの場合において、2つ以上のことを比べて行う相対的な評価が基準となります。

そして、フレーミング効果とは、比較の仕方によって、絶対的な評価で行う選択とは別の結果を生み出す効果のことで、商取引をはじめとした多くの場面で活用されています。

例えば、100人中30人に当選の可能性がある商品があるとします。その場合、「30人が当選します」という表現以外にも多くの表現方法があります。「70%の人が当選しません」というのもひとつの表現方法です。この場合、後者の説明を受けると購入しようと考える人は少なくなるでしょう。それに対して前者の説明を受けると、当選しそうな気がして購入しようと考える人が多くなります。

また「70人の人が外れます」という表現もできますし、「30%の人が当たります」という表現をすることも可能です。この場合は、前者の説明より後者の説明を受けた人の方が購入しやすくなります。このように同じ意味であっても、説明の表現によって人の心理状況は変わってくるわけです。

心理状況は意思決定に大きな影響を与えるので、フレーミング効果は、行動経済学においては見逃せない大きな要素と言えます。

心理学的には、ポジティブとネガティブのどちらであるのかが重要です。多くの人は言葉を聞いて、どちらかの印象を持ちます。同じ内容であれば、ポジティブな印象を受けるほうを選ぶのは当然で、ネガティブな表現が使われていると、額面以上に損失が大きいと感じてしまいます。

このように、フレーミング効果は正しく活用すれば恩恵の大きな理論ですが、使い方には注意が必要です。ポジティブな印象を受け付けたいからといって表現を誇張するのはよくありません。事実と異なってしまうと、それは、この理論を逸脱していることになるからです。逸脱するだけでなく、虚偽の広告として訴えられてしまう恐れもあります。そのため、フレーミング効果を使うときは事実に合致していることを、入念にチェックしながら進めていく必要があります。

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