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屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
ということわざです。
「屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)」とは
「屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)」とは、
屋根の下にまた屋根を架けるたとえから「無益で余計なことをすること」を指します。
業務上、様々な会社の人と仕事をしますが、同じようなことを複数の部署で行なっていたり、あるいは、他部署がやっていると思い込んでどの部署でもやっていない会社を、時折見かけます。
そして、そういった会社を見ていると、ほとんどの場合「数十人規模の社員数」で「複数の事業所・事業部を抱えて」いて「経営者が業務の状況を把握していない」場合が多いように思います。
小企業から中規模企業への成長途上では、色々と問題が起こることが容易に想像できますが、そういう時こそ、経営者がしっかりと社内の様子に目を配り、起きている問題点を把握して、早い段階で対処を図ることが大切です。