年末も押し迫った 12/30 の夜、寝る前にテレビのリモコンをアマゾンで購入しました。
以前からリモコンのボタンが渋くなっていたのですが、年も変わるのでふと思い立った次第です。既に生産中止になっているテレビでリモコンに内蔵ハードディスクの操作キーがついている特殊なタイプの為、型番でネット検索してみるとアマゾンに在庫がありました。
何気ないネットショッピングだったし、リモコンも使えない訳ではなかったので、年末年始が終わってから届けば良いくらいに思い、通常配送を選んだ のですが・・・。
驚くことに、一晩明けた 12/31、朝 8:30 頃にそのリモコンはヤマト運輸の宅配便で到着しました。
おせち料理の宅配で物流的にはてんてこ舞いの中、通常配送で注文したたった一個のテレビのリモコンが注文から数時間で自宅に届く、そんな通販事情を目の当たりにした時、アマゾンやそのライバルであるヨドバシ・ドット・コムは、これまで通販の王者であった楽天やヤフーショッピングを追いやる別次元の通販ビジネスを構築しつつあるという気がしました。
現在、日本のネット通販は一見すると首位の楽天をヤフーショッピングが追いかける展開のように見えますが、仮想商店街の楽天やヤフーショッピングが争う出店店舗数ではなく、消費者が望む品揃え・価格・配送時間へと選ばれるポイントが変わってきているように思います。
そして、今回のような短時間配送を体験し便利さを感じた消費者は、二度と楽天やヤフーショッピングには戻らないのではないか、と感じます。
日本各地の商店街が大規模ショッピングセンターに淘汰されつつあるように、アマゾンやヨドバシ・ドット・コムのように物流システムを組み込んだ大型ネット通販は仮想商店街である楽天やヤフーショッピングを駆逐する日も近いのかもしれません。