「コンテンツマーケティング」とは、インターネット集客の手法の一つで、消費者にとって役立つ情報ページ(コンテンツ)を増やしていくことでアクセスを増やし、消費者とサイト上で関係性を深めていくことで集客に繋げていくものです。
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数年前から「コンテンツマーケティング」がもてはやされ、クラウドで安価で記事を書くライターが増えたこともあって、企業が独自で多ページのメディアサイトを運営し、コンテンツマーケティングにチャレンジできるようになってきています。
しかし一方で、思うようにアクセスが集まらず集客できないとして、コンテンツマーケティングを途中止めしてしまう企業も多いように思います。
そこで今回は、過去の経験を踏まえた上で「コンテンツマーケティングで陥りやすい失敗」について触れてみたいと思います。
当社でも、実験を兼ねて、いくつかメディアサイトを運営していますが、集客はサイトアクセスと連動し、サイトアクセスはコンテンツ数(サイトのページ数)と連動しています。つまり、コンテンツマーケティングを成功させるためには、コンテンツ(サイトのページ)をできるだけ多く公開するというのが、基本戦略となってきます。
コンテンツ(サイトのページ)を作っていく上で、最初のうちは、どの企業でも順調に推移しますが、数ヶ月経つあたりから「ネタ切れ」になり始め、失敗する企業が出始めます。
「ネタ切れ」になってくると、「消費者が知りたい情報を提供する」というコンテンツマーケティングに必要な考え方が薄らぎ、得てして「コンテンツを大量に(サイトのページ)作れば良い」という意識になりがちです。毎日●ページ増やす、という“ノルマ”に追われ、“自分目線”で黙々とコンテンツを増やしてしまうと、「コンテンツを増やしても思うようにアクセスが増えない」という事態が起こります。
消費者が知りたい良質な情報でなければ検索量も少ないですから、コンテンツを増やせどもアクセスは増えず、集客にはつながってきません。これが第一の失敗です。常に、消費者はどういう内容を知りたがっているのか、どういうキーワードで検索してくるのか、を考えながら、コンテンツを増やすことが必要です。コンテンツマーケティングは「消費者が知りたい情報を提供する」ことが必須条件なのですから。
次に、第二の失敗はコンテンツの内容で起こります。コンテンツマーケティングを実践する上で、自社の商品やサービスに関連したコンテンツ数には、どうしても限りがあります。その結果、よく似た記事内容ばかりになってしまい、内容が被ってしまう場合がこのケースです。
内容がよく似てしまうということは、似たようなキーワードでしか検索結果に表示されないということですから、消費者が知りたいコンテンツを増やしていっても稼げるアクセス数は頭打ちになってしまいます。
こういった場合、自社の商品やサービスのちょっとだけ周辺のテーマへコンテンツを広げていくと良いでしょう。
コンテンツマーケティングはネット集客の必勝法と言って良い集客手法の一つですが、一昔前とは異なり、コンテンツを書けば成功するというわけではありません。コストと労力を掛けたのに諦めて途中止めするという最悪の選択をしないようにしたいものです。