成果報酬・成功報酬型のSEO対策に潜むデメリット

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成果報酬・成功報酬型のSEO対策に潜むデメリットインターネットを検索すると成果報酬・成功報酬型のサービスが目につきますが、今回は成果報酬・成功報酬型のSEO対策のデメリットについて考えてみましょう。

成果報酬・成功報酬型サービスと言っても実は様々です。何をもって成果・成功と見なすかが異なる訳ですが、SEO対策の場合だと、

  1. 狙ったキーワードで一定の検索順位(ほとんどの会社が10位以内)になる
  2. ホームページへ一定のアクセス(訪問者)を確保する
  3. ホームページから一定のお問い合わせ or 売上を確保する

が考えられますが、成果報酬・成功報酬型のSEO対策の場合は、ほとんどの場合、1番目の「狙ったキーワードで一定の順位になる」ことを成果・成功と見なしているようです。

狙っているキーワードで検索順位が10位以内に入った日数をカウントし、その日数×1000円~1万円(キーワードの難易度により異なる)支払うシステムで、わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、この場合、問題点が大きく2つあります。

1.検索順位が10位以内に入ってもアクセスは生まれない
SEO対策をしてアクセス数を計測するとわかるのですが、よほどの検索数の多いビッグキーワードでもない限り、10位ではアクセスは生まれません。アクセスが生まれる順位は概ね5位以内となりますので、6~10位の場合はアクセスはほとんどないのに成功・成果報酬が発生するというおかしなことになってしまいます。

2.成功時の報酬額がアクセス数に比して高額すぎる
検索数の多いビッグキーワードを除けば、通常のキーワードでの検索数、さらにそのキーワードでのホームページへのアクセス数は皆さんが思っているほど大きなものではありません。一方、成果報酬・成功報酬型であることで報酬額の水準は通常のSEO対策単価に比べて10倍前後と高額です。実際に生まれるアクセス数と報酬額を比べると、超ビッグキーワードを除けば、リスティング広告(PPC広告)の方がリーズナブルと言えます。

ということで、成果報酬・成功報酬型のSEO対策をするなら、

  • 成果・成功報酬の支払い基準(支払い発生の有無)が5位以内のSEO対策会社
  • 狙うキーワードが超ビッグキーワード

の条件が最低限必要となります。

ちなみにビッグキーワードを除けば、成果・成功報酬型でない通常のSEO対策でも60%以上の確率で5位以内に入ってきますので、あえて単価の高い成果報酬・成功報酬型のSEO対策を選ぶ理由はなさそうです。