今回はホームページのデザイン性と集客との相関について書いてみます。
当社ではクライアント様の集客の為に結構な数のホームページを制作していますが、その際、「スタイリッシュなデザインでお願いします!」とよく言われます。
ここで質問です。
ここに2つのホームページがあるとします。1つは「オーソドックスなデザインのホームページ」、もう一つは「デザインが洗練されたスタイリッシュなホームページ」です。では、どちらのデザインのホームページが集客につながると思いますか?
答えは「オーソドックスなデザイン」のホームページ
です。
洗練されたデザインのホームページやカッコいいデザインのホームページは「集客」という意味では、実は芳しくありません。
えっ!?と思われるかもしれませんが、これまで 200以上のホームページやランディングページを制作し、集客に携わってきた経験だと「オーソドックスなデザイン」のホームページの圧勝でした。
インターネット黎明期でホームページが生まれ、育っていった過程で、自然に “ホームページの常識” として刷り込まれていったものがあります。
ここで、巨大なアクセスを集め、それをマネタイズ(お金に換えること)に成功している誰もが知っているホームページを見てみましょう。
膨大なアクセスデータの中で、色々と試行錯誤を重ねながら最も集客効率が良いデザインに進化し、行きついた結果がこれです。
誰が見ても「デザインが洗練されたスタイリッシュなホームページ」ではありません。
例えば、
- メインメニューはページの上部にあり、サブメニューは左か右のサイド部分にあるとか
- 背景色は白がベースとか
- リンクを貼っている部分は青色だとか
- 画像が占める割合は少ないとか
実際、“ホームページの常識” に合致するサイトは、直帰率(サイトを訪問したが中身を見ないで帰ってしまう率で低いのが良い)が低く、滞在時間も長くなる傾向があります。
デザイン的に洗練されていたり、カッコいい場合は確かに目を引くのですが、一瞬目を引くのとホームページの中身の情報を見たいのは全く違うということでしょう。もちろん、見た目のデザインが貧相なホームページはダメですが、“ホームページの常識”に叶ったオーソドックスなタイプのホームページは「制作費が安い」「納期が早い」「集客向き」という三拍子が揃っています。
奇をてらうことは、潜在的な安心感を犠牲にすること です。
御社がホームページで集客をしていきたいとお考えなら、「デザインが洗練されたスタイリッシュなホームページ」ではなく、安心感のある「オーソドックスなデザインのホームページ」で作ることをおすすめします。