近年、ネットショッピングが一般的になるにつれて、ネットショップを運営して独立して開業する人もいれば副業として稼ぎたいと考える人も出てきています。
ネットショップ運営で事業化するメリットは、商品やサービスの販売をする際には店舗を構えるよりもネットショップを利用した方が効率的で費用も抑えられるところにあります。また、店舗側で実際に在庫を持たず、注文があった時に商品を配送センターから直に送る「ドロップシッピング」という運営手法も生まれ、手軽にネットショップ運営ができるようになってきました。その為、個人事業や副業も含めて、急速にネットショップは数を増やしていっています。
こうして増えていくネットショップですが、開業する入り口はお手軽簡単になっていっていますが、成功率はまだまだ低いと言えます。
成否を分ける最大の要因となるのは「集客」。今回はネットショップの集客のポイントについて見てみることにしましょう。
ネットショップ運営で集客に成功するためには 3つのポイントがあります。
通販を利用してもらうためにはお客がサイトを訪れるようにしなければならず、その手筈を整えるのが 1つ目のポイントです。そのためには検索で探し当ててもらえるようにすることが大切であり、SEO対策によりキーワード検索をした際にできるだけ上位にでてくるようにしたり、検索時に広告が出るように手筈を整えたりしておくことが必要になります。そういった形での宣伝活動によってお客がサイトを訪れてくれる可能性が高まっていきます。
2つ目のポイントはショッピングシステムをしっかりと立ち上げておくということです。買いづらいというのは顧客を逃がしてしまうことにつながるので、他のネットショップのページと類似した仕様かそれ以上に使いやすいものにはしておかなければならないでしょう。メールや電話、FAXで注文できるのをオプションで準備しても構いませんが、それよりもウェブ上でショッピングカートを利用し、決済までを行えるようにシステムを立ち上げておく方が重要です。決済の方法もクレジットカード、銀行振込、代金引換程度は対応しているのが最低ラインであり、余裕があればまとめて他の決済も代行業者に依頼するなどして対応できるようにしておくと集客力が高まります。
3つ目のポイントは商品のラインナップとページの記載や価格の工夫です。同業者がいるという場合には検索の時点で負けてしまうリスクも高いため、商品ページまで来た人にはできるだけ確実に購入してもらわなければなりません。そのためには価格は相場と同じかそれ以下にするということを常に考えなければならないでしょう。一方、ラインナップを他の同業者とは異なるものにし、同じ商品でも他店と同じような商品表示をしないというのがポイントです。そうすることによって他の業者で見たのとは異なる情報があると考えて繰り返しアクセスしてくれるお客が増えるからです。また、ネットショップへアクセスするお客様のアクセス解析を行い、それに応じた商品の広告表示を行うことでアクセスしてくれたときに別の商品情報を見てもらえる可能性が高まり、購入してもらえる可能性を高められます。
御社のネットショップ、集客は万全ですか？
