当社には、地元に根差した地域密着型ローカルビジネスのお客様も多くいらっしゃいます。
今回はローカルビジネスの代表格の一つであるピアノ教室の生徒集客について書いてみることにします。
集客に熱心なピアノ教室でよく目にするのはブログの活用です。かなりの比率でブログ、中でもアメブロを使って情報発信をしていると思います。
きっとブログを頻繁に書くことでアクセスが増えて集客につながると誰からか聞いたのでしょう。
でも、ピアノ教室などのローカルビジネスにおいて、ブログはそれほど有効な集客手段ではありません。
ブログは「記事を書く」という行為によってアクセスが増えていきます。分業制の会社組織ならいざしらず、一人で雑務をこなしつつ本業のピアノ講師をしている方にとって、ブログは手間の掛かり過ぎる集客ツールというわけです。
また、ブログは日本全国の読者に向かって発信されていきますが、自身の商圏はごく一部のエリアです。一生懸命に時間を掛け手間を掛けてブログを書き、読者が増えたとしても、肝心のターゲットに届いていない例がほとんどです。
さらに、集客ツールとしてブログを見た時、通常のホームページに比べて、訪問者数における問い合わせ数(問い合わせ率)が大幅に少ないという問題もあります。
では、ピアノ教室の生徒集客に成功するにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単です。6ページ前後の小規模なホームページを作り、自分の商圏となる地域に関するキーワードで SEO対策を行い、そのホームページを設置しておけば良いのです。
ホームページ自体はシンプルで構いません。ピアノ教室のコンセプトと料金体系がわかりやすく書かれていて、スマートフォン対応できていればOKです。
こうすることで、SEO対策を行ったキーワードを中心に検索され、商圏に合ったネット集客が可能です。
6ページで構成されるホームページにちゃんと SEO対策を施せば、半年後くらいには 月間 150~200名程度の訪問者があり、月に 1~2件のお問い合わせがホームページから生まれます。
ちなみに、ホームページは更新せずに放置しておいても検索順位には影響しません(むしろ、頻繁に更新し続けると検索順位は下がってしまうこともあります)ので、集客に伴う手間がブログに比べて大幅に軽減できます。
【参考記事:「ホームページは頻繁に更新するとSEO上効果的である」という都市伝説】
特に一人でピアノ教室を運営されている方にとっては、時間とパワーを本来の「ピアノを生徒に教える」ということに振り向けることができます。
ローカルビジネスでの集客の場合、地域の評判も大きく影響しますので、教える準備や生徒に向き合う時間を極力増やすことで、「丁寧に教えてくれるピアノ教室」という評判を作り、さらなる集客を生んでいけるでしょう。