「ホームページは頻繁に更新するとSEO上効果的である」という都市伝説

集客豆知識

「ホームページは頻繁に更新するとSEO上効果的である」という都市伝説当社では年間約100件のホームページを制作しています。

当然、クライアント様とやり取りをする訳ですが、過半数の方が「ホームページを更新する仕組み」が欲しいと最初の段階でおっしゃいます。ホームページを更新する仕組みを構築すると時間と金額が掛かりますので「なぜ、ホームページを更新したいのでしょうか?」と聞くと、ほとんどの場合「ホームページは頻繁に更新する方がSEOにいいんですよね?」と返事が帰ってきます。

「ホームページは頻繁に更新するとSEO上良い」
誰が言い出したのかわかりませんが、真実はほぼ逆です。

ニュースサイトやブログのように頻繁に更新することを前提としたサイトはいざ知らず、コーポレートサイトなどのホームページでは、ページの内容を更新すると、かなりの頻度で数日後から約二~三週間程順位が下がります。通常の場合、二~三週間後には順位はほぼ戻るのですが、更新頻度が高いと順位が戻り切る時間がなく、一旦順位が下がっていつまでも上がらない、さらには更新する度にどんどん順位が下がることになってしまいます。

SEOの効果を期待したいのであれば、会社のコーポレートサイトのような一般のホームページの場合、掲載内容に追加・変更がある時にしか更新しない、かつ多くても概ね月1回程度の更新にとどめておくことをおすすめします。

では、新着情報やニュースなど、ある程度更新を必要とする機能をどうしてもホームページの中に入れたい場合はどうしたら良いのでしょう?

その場合は、更新したい新着情報やニュースの部分にプログラムを使用して、ホームページ自体は更新せず、プログラムの部分で更新し表示させれば順位の低下を引き起こすことはありません。

会社のコーポレートサイトのような一般的なホームページは本来、日々情報が変わるようなものではありません。日々の情報があるのであれば、Facebookページやブログで発信し、あまり変動のない情報はホームページで発信するようにするのが理想的です。

もし、単にSEOの効果を狙って、無理にホームページを更新しているとしたら、非常にもったいないことだと思います。ページ数を増やす方向で更新していくのであれば、コンテンツが増えることでSEOの効果が生まれることもあるのですが、ページ数を変えないで内容を頻繁に更新することはSEO上完全にマイナスです。

ということで「ホームページは頻繁に更新しない方がSEO上は効果的である」というのが今回の結論になります。

ホームページの更新をする場合でも、せいぜい月1回程度にとどめるようにしましょう。更に言うなら、全く更新しなくてもホームページをちゃんと作っていれば、SEO上マイナスになることはなく、順位は上がっていくものです。