既存ホームページへのSEO対策のご依頼をよくいただきますが、お断りせざるを得ない場合がほとんどです。
今回は、その理由となる「ホームページのライティングとSEO」の関係について触れてみましょう。
既存のホームページにSEO対策を施せば、キーワードの検索順位は上昇すると思っている方が多いのですが、ネット検索で上位表示させるには、ホームページの本文自体の内容も重要なファクターです。
単純に元々の検索順位より少しでも上位に表示すればいいのであれば、ページ本文の内容は関係ありません。しかし、アクセスを増やし集客をしていくという目的でSEO対策を考えるのであれば、少なくとも検索順位5位以内というレベルが求められますから、ホームページの本文の内容がSEO対策に沿ったものであることが必要です。
例えば、ページ内に存在しないキーワードについて、いくら強めにSEO対策を行ったとしても、上位表示はできません。SEO対策を行うキーワードが当該ページの本文中に少なくとも1〜2回は出現する必要があります。
しかしながら、既存のホームページは、ほとんどがSEOを意識したライティングになっていません。かといって、ページ内容は元々校正を重ねて作り上げられているものですから、SEO対策を優先するとの理由で勝手にリライト(書き直し)することもできません。
これでは、SEO対策を施しても満足できる結果になりませんから、お断りするということになってしまうわけです。
ちなみに、これは既存ホームページへのSEO対策だけの話ではありません。新規に制作するホームページを制作する場合も、100%お客様側で原稿を準備し、ライティングの自由度が全くない状態でも同じことが言えます。
もし、御社がホームページを使ってSEOで集客をしたいとお考えなら、やはり、本文の内容をライティングする段階から、SEO対策会社がホームページ制作に参画し、SEOを組み立てていくべきです。