リターゲティング広告とは、対象者のインターネット上の行動を追跡し、それに基づいた広告を提示するものを言います。
ある訪問者が見ていたサイトを離脱した際、何に注目していたのか、何に興味を持っていたのか、それらのデータが蓄積されます。そして、その訪問者の行動を追い、別のサイトへ訪問した際、データをもとに適した広告を提示します。これによって、以前チェックしていたものが広告として再び目の前に登場したことで、クリック率及び購入率をアップすることに繋がるというのが、リターゲティング広告の考え方です。
1つのサイトで商品を販売することは難しく、訪問者の離脱率は高くなっています。離脱するということは、せっかくお店まで来てくれたのに何も購入してもらえずに出て行ったということですが、インターネットビジネスでは当たり前のことであり、どうすれば再び訪問してもらい購入してもらえるかが重要ポイントです。
それをクリアしたのが、リターゲティング広告であり、訪問者が過去に注目したもの、興味を持ったものの範囲で広告を提示する仕組みなので、高い確率で購入されるようになりました。何より、売り込みをする必要はなく、ただ相手がチェックしているサイトの広告に載せるだけなので、相手はストレスに感じることはありません。さらに、相手が望んでいる内容の広告が表示されるので、広告主と顧客がwin-winの関係になっています。
リターゲティング広告の良いところは、広告を相手に合わせて設定する必要がない点です。相手のデータをもとに勝手に広告内容が変わるため、手間暇はかかりません。サイトのリターゲティング広告を掲載しておくだけで、訪問者の望む物が提示されます。データに関しても自動で収集し、相手の行動を追い、どんどん精度を上げていくので、クリック率及び購入率はアップしていきます。
ただし、リターゲティング広告であっても、たくさん貼付けてしまう、目立たせすぎるなどの行為は、訪問者にストレスを与えてしまい、良い広告であっても効果を発揮しなくなるので注意すべきです。
広告は、サイトのサイドバーやフッター付近に載せておくと良いです。視界に少し入るくらいが効果的であり、興味を引く方法となるのでオススメになります。
リターゲティング広告を利用する場合、提供している専用サイトで登録しなければなりません。このとき、自分が管理しているサイトを審査に出す必要があり、広告掲載に適していると判断されれば、貼付けられるようになります。審査は何度も受けられるので、挫折せず、工夫を何度も施してトライすると良いでしょう。