佐久間象山 最後の言葉〜辞世の句

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佐久間象山 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、佐久間象山の最後の言葉として佐久間象山の辞世の句を紹介してみることにします。

佐久間象山の最後

佐久間象山は、真田氏が治めた松代藩で生まれた江戸末期の兵学者・思想家です。勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬などの師としても知られ、公武合体と開国を唱え、幕末の思想に大きな影響を与えました。そんな佐久間象山ですが、1864年8月12日(元治元年7月11日)幕末の人斬りとして有名な河上彦斎らによって京都にて暗殺されました。享年53歳。

そんな佐久間象山の辞世の句と言われているのが以下の句です。

佐久間象山 辞世の句

「時にあわば 散るもめでたし 桜花 めずるは花の さかりのみかは」

現代文に訳すなら「桜の花を褒めたたえるのは何も咲き誇っているときだけではない。散るときもまた美しい。」といったところでしょうか。

佐久間象山が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この佐久間象山の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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