十八番(おはこ)

故事成語 故事成語・ことわざ

十八番(おはこ)

十八番(おはこ)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

「十八番(おはこ)」

ということわざです。

「十八番(おはこ)」とは

「十八番(おはこ)」とは、
歌舞伎の市川家では、お家芸「歌舞伎十八番」の台本を箱に入れて秘蔵したということから「得意とする芸、お家芸」という意味で使われます。

芸事ではありませんが、ビジネスにおいても「十八番」を作ることは重要です。

特に中小企業では「〇〇と言えばA社」といった具合に、得意分野を作って消費者に知ってもらうことは、生き残っていくための大きな武器になります。

企業戦略として有名なランチェスター戦略でも、中小企業が大企業に勝つための弱者の戦略として、重点になるものを決め、そこにリソース(ヒト・モノ・カネ)を集中させる「一点集中」を挙げています。

【参考記事:ランチェスター戦略を簡単解説!

成長が望めるマーケットかどうか、よりも、そのマーケットでトップが取れるかどうかの方がはるかに重要という点では、「十八番」をどう作っていくかが中小企業経営のポイントになると言えるでしょう。

 

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