士業の集客
起業支援をしていると、弁護士・税理士・行政書士・社労士などの開業したての士業の先生方と話す機会が多いです。
話をしていて、結構多いのは、自分一人だけで士業事務所を営んでいる方。
開業すると、ビジネス交流会や士業同士の交流会に参加して人脈を作り、その人達からの紹介で仕事を増やしていく、そんな方が多いようで、実際、開業から 1~ 2年経つとかなり忙しそうにしていらっしゃいます。
事業で忙しくしているのは繁盛している証拠と思っていたのですが、そうでもない方もいらっしゃるようで・・・。
「忙しいけれど、事務所の売上が思うように増えない」という相談を数人の士業の先生から受けました。
話を聞いてみると、どうやら「忙しい」≒「移動や打ち合わせで忙しい」となっている方が多いように思います。他の士業の方から紹介を受けて企業を訪問してみたものの、お客様が望んでいることと自分が提供できるサービスの間に乖離があったり、すぐに仕事につながるような案件でなかったりと、「忙しさ」が成約につながっていかないようです。
集客の観点から見ると、そもそも一人で事業を行う場合、紹介により仕事が発生する状況はあまりおすすめできません。
一見、紹介による案件は成約率が高く、手間も掛からないように思われがちですが、実際は成約率、掛かる手間などは他の一般的な集客と変わりありません。むしろ、掛かる手間は、紹介者との打ち合わせをする分多いかもしれません。
ある程度、人数がいる事務所ならともかく、マンパワーに限りがある個人事務所の場合は、売上につながる実務にできる限りの時間を割く必要があります。その為には、移動や成約につながりにくい打ち合わせに掛かる時間はできるだけなくし、お問い合わせ発生から成約までを可能な限りスムーズに、そして成約率も高める必要があります。
こういう時にこそ ネット集客は有効 です。さらに言うなら、SEO やリスティング広告(PPC広告)を使ったホームページによるプル型の集客がおすすめです。
【参考記事:プル型とプッシュ型-プル型営業のススメ】
プル型のネット集客をすることで、成約率が格段に上がるだけでなく、お問い合わせ発生から成約までの時間・手間が掛からなくなります。
その結果、移動や打ち合わせの時間を大幅に短縮でき、事業効率を高めていくことができます。
「忙しいけれど、事務所の売上が思うように増えない」とお悩みの士業の方は、プル型のネット集客に切り替えてみてはいかがでしょうか?