突然ですが、経営者の皆様は売掛金が回収できない場合どうされていますか?
私自身も複数の中小企業を経営していますが、一番悩ましいのはお客さんから注文を受けて納品したけど売掛金を払ってくれない(回収できない)パターンです。いっそのこと取引先が倒産したとかであれば、諦めがつくのですが、どう見ても支払い能力がある場合は、いつ入金されるのか悩ましいものです。
実は、私の所有する会社で支払い能力があるのに支払ってくれない売掛金が2つのあります。このまま売掛金を放置しておいても勝手に振り込んでくれる訳もなく、また放置しておく訳にもいきませんので、ならば払ってくれない売掛金で悩んでいる方の参考になるようにしてみようと思い立ちました。
本当は事情を含めて全てオープンにしていきたいのですが、名誉棄損になっても困りますので、詳細は控えさせていただきます。
では、さっそくいってみましょう。
まず、今回の対象になる払ってくれない売掛金は次の2つです。
ネットで調べると売掛金の回収には何種類か手法があるようですが、正攻法?で、額の大きいA社は弁護士に任せ、額の少ないB社は自分でやってみることにしました。
額の大小や売掛金が発生した事情も異なりますので単純比較はできないので、あまり意味はないのですが、折角2つ売掛金があるので、回収の着手を同時期にして、やり方の違いで事態がどう変わっていくかを見ていくことに決めました。
というわけで、先日A社への売掛金案件を弁護士へ持ち込み、売掛金が発生するに至った事情を説明。弁護士は「まぁ、大丈夫でしょう」とのことで契約を交わしてきました。気になる弁護士への費用は売掛金回収額のざっくり30%でした。弁護士費用の1/3を着手金、2/3を報奨金として解決時に支払うことにし、翌日、着手金を支払って正式に着手してもらっています。
一方、自分でやることにしたB社への売掛金の方ですが、相手を硬化させないようB社社長あてに「お振込をお忘れのようなので再請求します」内容の手紙&請求書をまず送ってみることにしました。週明けにはB社へ手紙が届く算段で、新たな支払期日を10/9(金)に設定しています。
これだけでは少し心もとないので、請求書に付ける手紙には、支払いがない時の注意喚起を優しめに入れておきました。ちなみにB社の業種では、裁判沙汰になり公になれば出店に影響が出ることもあるのでそれなりの抑止力になることを期待しています。ただ抑止力はあくまで抑止力、円満解決になるといいのですが。
ちなみにA社案件を依頼した弁護士からは、仕事を受注する場合はしっかりと契約書を交わすようアドバイスをもらいました。
今回の2社はいずれも知人からの紹介案件だったので勝手に大丈夫だろうと思ってしまったところがあります。そういう意味では基本の部分が抜けていたわけで今後に活かしていくようにします。
一週間後にはA社・B社とも状況に進展があるはずなので、また更新をしていきたいと思います。