払ってくれない売掛金を回収-裁判訴訟に突入-その3

経営豆知識

払ってくれない売掛金を回収-裁判訴訟に突入-その3【関連記事:払ってくれない売掛金を回収-2つの方法を試してみた-その1
【関連記事:払ってくれない売掛金を回収-2つの方法を試してみた-その2

現在、以下の2つの売掛金の回収に挑戦しています。

A社への売掛金(約 150万円)・・・弁護士に依頼
B社への売掛金(約 50万円)・・・自力で対応

10月より始めた売掛金の回収ですが、早いものでもう3か月経ちました。

売掛金の金額が少なく、自力で対応中のB社の案件ですが、請求書を再送しましたが「暖簾(のれん)に腕押し」といった形でした。漏れ聞くところによるとB社の社長は全く支払う気はないようだったので、最初は「少額訴訟」をしてみようかと思ったのですが、この案件を仲介してくれた方と協議をした結果、この 仲介者が代わりに売掛金の7割程度の金額を分割で支払うということで決着 しました。当初の売掛金額からダウンしてしまいますが、時間と手間を掛けて回収する事を考えると致し方ないところです。

で、残ったA社の案件ですが、前回記事では、弁護士経由でA社にジャブを打った上で普通通り請求書を発行して送付したところまででした。前回から今回までの間で請求書の支払期日を迎えたのですが、案の定というか、請求書記載の支払期日には支払いはありませんでした。

支払期日当日の夕方に弁護士から相手方に連絡を入れてもらいましたが、弁護士経由で聞くと相手方は「払わないというわけではないのですが・・・」と紳士的な話しぶりながら、のらりくらりとしていたようです。

その後も、弁護士から5~6度督促と支払えない理由を聞いてもらっていますが、あれこれ理由にならない理由を付けており、最近では弁護士からの電話にも出ない(居留守&折り返しの電話なし)始末です。

弁護士に依頼して思うこととしては、いついつまでに回収しなければならないというようなタイムリミットさえなければ、非常に楽ということ。

自力で回収する際は、相手方とのやり取りを自分で行う必要があり、相手がこちらの思うようなリアクションを取ってくれなければ、ついイライラしがちですが、弁護士が間に介在することで、自らは事態収拾の最善を尽くしている的な一種余裕さえ生まれてきます。

経営者にとってイライラするということは、無駄な思考で無駄な時間を過ごすということでもありますので、そういったイライラがなく事業に専念できるということは非常に良いことです。会社のトップが負の思考に支配されると有形無形で事業に悪影響を及ぼしてしまいます。一見、弁護士を頼むことは弁護士費用分を損していると考えがちで、私自身もそのように思っていましたが、弁護士に依頼して良かったと現時点では感じています。

話を 売掛金回収 に戻しましょう。

B社の社長に弁護士が辛抱強くアプローチをしてくれていましたが、これ以上引き延ばす理由もないので訴訟に突入することにしました。できれば話し合いで解決したいと思ってはいましたが、相手とコンタクトが取れないので仕方ありません。

既に 弁護士から訴状を裁判所へ提出済 ですので、今後は法廷で争うことになります。今後、裁判に進捗があった段階で報告することにします。