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客と剃刀は立つのがよい
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
客と剃刀は立つのがよい(きゃくとかみそりはたつのがよい)
ということわざです。
「客と剃刀は立つのがよい」とは
「客と剃刀は立つのがよい」とは、
「カミソリの刃が立つ」と「客が席を立つ」を掛けた言葉で「剃刀の刃は立つのがよいのと同様に、客は長居をしないで早々に座を立つのがよい」という意味です。
私の仕事は、お客様に訪問いただくよりも、お客様のところを訪問する方が圧倒的に多いのですが、訪問の際はできるだけ事前に話す内容をまとめてメモにするようにしています。
一昔前は、業者はお客様のご機嫌伺いに来ると、世間話をしながら近況を確認し、ある程度長居するのが常套手段でしたが、最近は、担当の方自体も忙しい上に、職場の方の見る目も厳しくなってきています。
もちろん担当者との信頼関係を構築することは大事ですが、それ以上に業務の上でお客様に対してしっかりと貢献することが求められているということを忘れないようにしなければなりません。