急功近利(きゅうこうきんり)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
急功近利(きゅうこうきんり)
ということわざです。
「急功近利(きゅうこうきんり)」とは
「急功近利(きゅうこうきんり)」とは、
「功を急いで目の前の利益を求めること。または、目先の利益を上げるために早く業績を上げようとすること」という意味です。
会社経営において目先の利益を追い求めることは、大抵の場合、労力が大きい割に得るものが少ないものです。起業当初であればやむを得ませんが、そうでなければ最低でも半年以上先を見た上で対策を講じる必要があります。
何事も着手して業績に反映するまでには時間が必要です。従前から継続してきたことでなく、新たな取り組みをする場合はなおさらです。できるだけ早く業績を上げようとする努力はもちろん必要なのですが、成果が生まれるまでのリードタイムは計算に入れて計画を立てるようにしましょう。